切れ目のおはなし



 覚せい剤が手に入らなくなり、薬効がなくなると

 禁断症状が出てくる。

 いわゆる切れ目である。

 ちなみに、効いている時の事を
効き目といいます。



 昔のTVドラマなんかで、喉かきむしって転げまわって苦しんでるシーンとかがあったけど

 あれはウソ。

 現実は

 
あ゛〜、だりぃ〜(;´Д`) 動きたくねぇ〜・・・

 人によっては機嫌が悪くなったりもする。

 その程度である。

 きつい切れ目の時のダルさはハンパじゃないですけどね。(笑

 当然仕事になんかなりません。

 あと、気分的にすごく入れたく(使用したく)なりますね。

 精神的依存てやつですか。これは気の持ち様で何とでもなりますね。

 卸元が相場操作のために供給止めたりするんだけど、そんな時はマジ業界から覚せい剤が消える。

 んで、みんな必死で手に入れようとする。

 でも手に入らない。

 で、切れ目人間が大量に発生する。(笑

 私の場合、それを見越してストックしてあったから困る事はなかったけどね。

 私の切れ目は

 自分が覚せい剤にのまれてない事を確かめるために、定期的にわざと使用を止めたりしてた。

 このパターンですね。

 で、覚せい剤が切れてくると・・・ほぼ瞬間的に眠りに落ちます。

 まだ多少なりとも薬効は残っているので、眠りに入る時はさほどしんどくありません。

 シャブが効いてるうちは眠りもせず、ずっと起きて動き回ってるわけですから、肉体的にはかなりの負担がかかってるわけで、薬効で疲れを感じないだけで、実際の体はかなり大変な事になってます。

 で、ある程度睡眠したあと目覚めると、想像を絶するダルさに襲われます。(薬効がほぼゼロ状態)

 痛みや苦しみはないのですが、体を騙して動かし続けていたツケが一気にまわってきたということでしょうか。

 数日間は、正に生ける屍状態になります。(笑

 酒の二日酔いなんかだと、「もう酒飲まね〜」とかなるでしょうが、シャブの場合、逆に欲しくなります。

 私の場合、その状態を乗り切って自分がコントロール範囲内であることを確認した後、また使用してました。

 強度の切れ目の時で、目の前に上質のネタがあると、誘惑に負けそうになりますね。(笑

 それを乗り切れてるうちは大丈夫だと自分に言い聞かせてましたよ。



 切れ目の時に自己コントロールできなくなったら人間終わり♪非人ケテーイ♪

 

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